■地域に必要とされる工務店
         −次の100年への期待ー
工学博士 藤澤好一
芝浦工業大学建築工学科 教授
一般社団法人工務店サポートセンター長
職業能力開発短期大学校「東京建築カレッジ」学校長
 創業100周年おめでとうございます。わが国の地域工務店が誇りと自信をもって100周年を慶賀する時代が近からんことを期待し、その先陣を駆ける青木工務店に対し、衷心より敬意を表します。
 青木工務店では100年の歴史をふまえるとともに次の世紀を見据えた住宅モデル「かながわ200年の家」を公開しました。100周年を機に、永年の実績の集大成として、またこれからの持続を決意満々に提起した住まいです。大きなテーマが地域との関わりです。環境への配慮とともに「地域の木で、地域の技で、地域の家」を追求しています。「いいものを造って、きちんと手入れをして、永く大切に使う」社会への移行が必然とされる今日、その役割を担うのは地域の工務店、という声が日増しに高まっています。永く大切に使うためにきちんと維持管理をする、この関係が成りたってこそ工務店は地域から必要とされる存在となるのです。その証が青木工務店の100年の実績です。次の100年を歩み出すにあたって、環境ならびに地域へのさらなる貢献を期待してやみません。